オールソール
[REGAL リーガル
コブラヴァンプ]

こんばんは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care(ア プレスト カーレ)です。

ここ数日は夏日が続き、湿度も高くなってきたのでもっぱらクロップドパンツに短靴。
すっかり夏仕様です。木曜日以降は暑さは落ち着きそうですが、天気も悪くなるようですね。

革靴には天敵、梅雨入りももうすぐ・・・すでに若干憂鬱です。

さて、今日は根強いファンも多いこちらの1足。

[REGAL リーガル コブラヴァンプ]
オールソール(ラバー TOPY)

修繕前
修繕前
修繕前

ソールの中央に穴が空いてしまい中底が見えてしまっています。
幸い中底自体は傷んでいなかったので、単純にソールを交換する修理で対応いたしました。

今となっては品薄状態で手に入りにくくなっているこちら。

お客様と相談した結果、今後は穴があく心配がないようにラバーソールの仕様にしました。

修繕後
修繕後
修繕後

今回使用したのはフランスTOPYのラバー。
6㎜厚で柔らかめ。見た目も主張が強すぎないデザイン。

意外と好きなというかマッケイ製法の靴をオールソールする時は重宝する材料です。

ビブラムやダイナイトのポイントでもできるのですが、マッケイ縫いはグッドイヤーと違い中底と靴底を直接縫い付ける方法なので、靴底を見た時にグッドイヤー製法の靴よりステッチが内(靴底の中心寄り)に入ります。

木型にもよりますが、この場合特にダイナイトだとポイントにステッチがかかってしまい、見た目(バランスが悪い)や機能的にもあまり宜しくありません。


といった理由から勧めさせてもらっています。

ビブラムやダイナイトに比べて知名度が低いのですが、モノはいいです。


オリジナルはラバーのブロックが付いている仕様ですが、いつも通り革の積み上げで土台を作り、TOPYの10㎜厚のラバーヒール。
こうすることで次回のヒール修理はトップピースを交換するだけで済みます。

このTOPYの10㎜厚のヒールはリーガルをはじめ、スコッチグレインなど国産の靴に比較的相性が良いです。


仕上げにクリームを。
ガラスレザーですので油分強めのコードバン用クリームでケア。
ブラッシングをすればそこはガラスレザー。
写真ではわかりづらいですが、ビカビカになります。


オールソール(TOPY)¥15,400(税込)


A Presto Care(ア プレスト カーレ)
横浜市中区本町6-57 OZNAS馬車道1F 
Tel:045-211-4226

ACCESS
みなとみらい線馬車道駅より徒歩1分
JR桜木町駅より徒歩5分

横浜市役所の向かい、東横インさんの並びとなります。

営業時間:10:00~19:00
定休日:毎週水曜日・第2日曜日・第3木曜日

※郵送でも修理を承っております。
お気軽にご利用下さい。

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