こんばんは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care(ア プレスト カーレ)です。
少し前ですが、いつものようにフリマサイトをウロウロしていると思わず目にとまった1足。
状態も申し分なく、サイズもUS 7でマイサイズ。しかも箱付き。
交渉して即購入となりました。
それがこちら。
[RED WING レッドウィング 2233 スーパーソール]
このブーツはスーパーソール製法という製法でできています。
セメント製法は低コストで靴を作れるが、ワークブーツには耐久性も必要。
今までの耐久性に劣らない上に、比較的低コスト(セメント製法よりはコストがかかるが)で作れるという良いとこ取りをした製法。
ワークブーツという手前、安価で購入できてもすぐに壊れてしまっては元も子もありませんね。
そういった意味ではこのスーパーソール製法というものを開発したレッドウィング社は流石です。
商売柄、こうした特殊な製法でできている靴には興味がありますし、履いてみたいという衝動に駆られますが、この靴にはもう一つ「思い出補正」も加わります。
90年代〜2000年代前半が青春時代の自分としてはRED WINGは特別な靴。
6年間男子校で特にお洒落をするわけでもなく、興味もあまりなかった中学、高校時代。
それに加えて校則が色々とうるさく、
例えば、
定期的に頭髪検査があり、「髪は耳にかかったらダメ。染めるのもダメ。パーマもダメ」とか免許を取ったら停学もしくは退学とか。
当たり前と言われればそうなのかもしれません。
口に出した事も匂わせた事もないですが、内心「そんな校則くだらない。髪が長いから、染めてるからなんだっていうんだ」と思っていました。
言った所で角が立つだけで、いちいち注意されるのも嫌だったのでおとなしくしていました。
(久しぶりに会った中学・高校友人は「お前、だいぶ変わったな〜。そんなキャラだったっけ?」みたいな感じです。)
色気付くこともなく大学に入学し、最初に感じた事が「これはマズいな・・・」でした。
大袈裟な言い方をすれば、みんなお洒落でカッコよく見えました。
それに比べて自分は・・・・
そこからファッション誌を片っ端から買い漁り、立ち読みし、学校終わりには原宿や渋谷に繰り出すといった感じで差を埋めようと必死でした。
まさにその時にイケてる象徴として君臨していたのが、RED WING。
憧れのブランドでした。
エンジニアブーツにアイリッシュセッター。
スーパーソールでは6インチ丈のモックトゥブーツ。
みんなこぞって買っていましたし、コピー品も多く出回りました。
自分にとってRED WINGとはツールとしての素晴らしさだけでなく、「校則から解放され、自由で楽しかった青春の象徴」そんなメーカーです。
大事に育てていこうと思います。
A Presto Care(ア プレスト カーレ)
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