こんばんは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care(ア プレスト カーレ)です。
今日紹介する事例は男性・女性関係なく、経験のある方も多いのではないでしょうか?
[agnes b. アニエス・ベー サンダル]
インソール作成(全敷 ロゴ移植)
インソール(中敷)の貼り合わせ部分がめくれています。
こうなると足あたりも悪く、意外とストレスを感じます。
半敷タイプの中敷ではある意味宿命ですね。
特にサンダルや、女性のミュールなど素足で履くタイプのものはめくれやすいです。
靴下を履けば絶対剥がれないわけではありませんが、素足だとどうしても滑りが悪いので、歩くたびにインソールを引っ張る感じとなるからです。
画像にあるようにめくれてクセがついてしまうと、貼り直してもまた剥がれるといったイタチごっこになるのでこういう場合は思い切って交換してしまうことをオススメします。
インソールの作成でネックになるのが、ブランドネームがなくなってしまう事です。
しかし、ご安心ください。
状態にもよりますが、今回のような織りネーム(ブランドタグがインソールに縫い付けられているタイプ)であれば、移植が可能です。
(※これが刻印タイプや印字(プリント)タイプですと残念ながら不可です。)
古いインソールに付いているブランドタグの縫いをほどき、剥がします。
基本的に体重がかかる事によってタグが圧縮されているので慎重に。
無理やり取ると生地がバラけてしまいます。
中底(実際に足が載っかる部分)から型取りして、インソールを作成。
タグを差し込む為の切り込みを入れてタグをセット→縫い付けます。
このまま貼ると横から見た時に変な厚みが出てしまう為、インソールの端っこは1周漉(す)いています。大根の桂剥きみたいな感じですね。
(漉くとは革の厚みを薄く加工する事です。)
同じ様に半敷で作成する事ももちろんできますが、全敷で作成することでインソールがめくれる心配がなくなります。
今回は中底を含め底周りが黒でしたので、違和感はほとんどありません。
用意できる革の色は限りがありますが、インソールのめくれでお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談ください。
インソール作成(全敷 ブランドネーム移植)¥3,000(¥3,300)
※郵送でも修理を承っております。
お気軽にご利用下さい。
A Presto Care(ア プレスト カーレ)
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