こんばんは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care(ア プレスト カーレ)です。
今日は「フリマサイトで手に入れた靴をメンテナンスして履こう」の第三弾。
モノと修理内容はこちら。
[British Army George Boots イギリス軍 ジョージブーツ]
スチール
ハーフラバー
ヒール交換
磨き
サイズ調整
ジョージブーツと言えば、イギリス陸軍将校の正装時のブーツ。
パンツの裾からアイレットが見えるのを嫌ったジョージ6世が作らせたものです。
私はブーツが大好きなのですが、最近特に好きなのがこのジョージブーツ。
「なんで?」と言われると難しいですが、この絶妙な丈・そして形。最高です。
数年前にロンドンのシュナイダーブーツで購入しなかったのを今でも悔やんでいます。
(その時は色違いでジョッパーブーツを購入しました。)
今回手に入れたのは官給品のジョージブーツ。
おそらくサンダースが作っているのではないでしょうか。
前オーナーの方はデッドストックの状態で購入。2〜3回履いた状態のものを私が手に入れました。
上の写真にある状態だったのでサイズ調整すればそのまま履く事は可能ですが、底周りも少しイジりました。
まずはハーフサイズほど大きいのでインソールを作成してサイズを調整。
次にソール面。底が摩耗してアウトステッチが切れそうな状態だったので、ハーフラバー。
つま先にはスチールを付けました。
そしてヒール。
オリジナルは革ヒールに化粧釘が打ってあってカッコいいのは間違いないのですが、これが滑る滑る。油断していると普通に転びます。
マンホールや大理石の床、飲食店などによく見られるオイルが染み込んでいる木の床などは特に危険です。(身をもって体験済み)
せっかくなので当店では普段扱っていないコンチネンタルヒールを付けてみました。
具合が良ければ今後ラインナップに入れようかと思っています。
(自分が使ってみないと何とも説明ができないので)
最後にホコリ落とし→汚れ落としで全体を拭く→クリームを入れる→ブラッシング→乾拭き
で完成です。
先程述べたように本来は「パンツの裾からアイレットが見えるのを嫌って作らせたブーツ」ですが、自分はジーンズやちょい太めのベージュのコットンパンツをロールアップして全力でブーツが見える形で履こうと思っています。
※郵送でも修理を承っております。
お気軽にご利用下さい。
A Presto Care(ア プレスト カーレ)
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