こんばんは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care(ア プレスト カーレ)です。
今日は靴の話ではなく、皆様にご報告があります。
たびたびこのブログに登場した盲導犬パピーのウェス。
10月25日にセンターに入所し訓練をしてきましたが、CC犬(キャリアチェンジ犬)となる事が
決まりました。
今後はCC犬ボランティアさんの元で家庭犬として生きていくことになります。
CC犬へとなった理由は稟性(ひんせい)
いわゆる生まれつきの性格です。
訓練士さんのお話では
「訓練も一生懸命こなし、できる事も増えてきて日々成長が感じられるが、常に近くに誰かがいてかまってくれないと寂しがってしまう」との事。
犬舎での生活もちょっと苦手だったようでした。
話を聞いていて「ウェスらしいな〜」と思いました。
子供のいない私たち夫婦にとってウェスは子供のような存在。
たった1年という期間でしたが、本当に夢のような楽しい1年でした。
ウェスとの生活で色々な事を経験し、多くの人たちと知り合う事ができました。
訓練センターに入所する日、普段どんなに悲しくても人前で泣くことはないのに感情を抑える事ができず泣いてしまいました。
でも、その時は「盲導犬になってお勤めを果たしたらまた我が家に帰ってくる事ができるかもしれない」という一縷の望みがありました。
今回のCC犬になるという決定によりその望みは叶わなくなり、
「ああ、本当にウェスとお別れだ…」
という悲しみでなかなか人に話す事ができませんでした。
キャリアチェンジ犬へという話は1月の中旬に連絡をいただいていましたが、気持ちの整理がつかずこのタイミングでの報告となってしまいました。
委託後はCC犬ボランティアさんと交流を持つ事ができれば会えるかもしれませんが、
ウェスに会う事ができるのは基本的に委託前の1回のみ。
近いうちお店の定休日を利用して会いに行ってきます。
ウェスには「頑張ったね。あとはウェスらしく元気で幸せにね」と声をかけてあげたいです。
私たち2人もウェスには盲導犬になってもらいたいという気持ちで1年間育ててきましたが、1番の望みはウェスが幸せに暮らしてくれる事です。
これから先は新たな飼い主さんの元、たくさん可愛がってもらえるであろうと信じています。
最後に、このブログやSNSを通じてウェスの事を応援してくださった方、本当にありがとうございました。
※トップの写真はお別れ間際に笑顔で振り向いてくれた写真です。