こんにちは。
A Presto Careです。
今日はカウンターライニング(腰裏)修理の紹介です。
靴はこちら。
[Sutor Mantellassi ストール・マンテラッシ]
イタリア、フィレンツェ創業の老舗シューメーカーです。
今でもフィレンツェのVia Vigna Nuova(ヴィーニャ・ヌオーヴァ通り)にお店があります。
ブランド店が多く並ぶトルナヴォーニ通りの近くですね。
修行していた修理工房が先にあったので毎日自転車で通っていました。
因みに昔はドゥオーモの近く、Piazza Repubblica(共和国広場)にありました。
今回お預かりした靴は昔のマンテラッシ。
ノルヴェジェーゼ製法でスクエアトゥに張り出したコバがアイコンです。
現在のマンテラッシはスッキリしたデザインのものが多い気がしますが、自分の中ではマンテラッシといえばこのどっしりした感じの方が印象が強いです。
お客様はかなり昔に購入されたのですが、カカトが若干抜けるのであまり履いていなかったとの事。
「気に入って買った物なのでなんとか履けないか」とお持ち込みいただきました。
試しに革をかかとの部分に入れ込んで足入れをしたところ、「これならかかとが抜けずに履けそうだ」と言う事で今回の修理と相成りました。
本来は、すれて穴が開いてしまった場合に行う修理ですが、こうしたサイズ調整にも一役買ってくれる修理です。
今回のような事例でお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談下さい。
カウンターライニング(腰裏) ¥4,000(税別)